
✴ 夢のリードと、朝のチャイム ✴
── 境界とつながりの間で起きたこと ──
昨夜、寝落ちしてふと目が覚めたのは深夜。いつのまにか眠っていた感覚のまま、もう一度まどろみながら、2つの夢を見た。
心がほどけるような夢
一つ目の夢は、心がほどけるようなものだった。
美味しいと評判の居酒屋を予約して、大切な友人たちとそこに集まるという夢。準備をしている私のそばには、「この人、私のこと好きなんだろうな」と感じる男性がいた。
夢の中では香取慎吾ちゃんの顔で現れて、やさしいまなざしのその人に「一緒にどう?」と声をかけたら、彼はとても嬉しそうにしていた。
みんなで楽しく過ごすその空間が、とても心地よかったのを覚えている。
リードが外れた夢
二つ目の夢は、ちょっとリアルな緊張感。
私は2匹の犬を連れて散歩していた。うちの犬は臆病で、慣れていない人には警戒心が強い。だから夢の中でも「触らないでください、噛みますよ」と知らない人に伝えながら歩いていた。
するとその途中で、1匹のリードが外れてしまった。一気に焦りがこみ上げ、慌ててリードを踏みとどめて、なんとか犬を止めることができた。
ホッとしたと同時に、「もっとしっかりしたリードを買おう」と思った。それは現実の私が日常でも感じている、”予防と備え”への本能的な反応だったと思う。
朝5時半のチャイム
夢をメモしながら、「これは今の私の心を表してるな」と感じた。
人とつながりたい。でも自分の境界もちゃんと守りたい。それがどちらか一方に偏ることなく、少しずつバランスを取り始めている実感。
そんなことをぼんやり考えていた早朝5時半。玄関のチャイムが鳴った。
「え、こんな時間に誰?」と2階から覗いてみたら、なんと93歳の父が玄関先に立っていた。
朝の散歩に出ている間に、家の鍵を兄がかけてしまい、締め出されてしまったらしい。兄に悪気はまったくなかった。彼には障害があり、「鍵が開いているのは危ない」と思ったら、そこに人がいたかどうかや戻る予定までは、うまく想像が届かない。
しかもそのチャイム、兄の部屋に届くスピーカーの電池が切れていて、兄には音が届いていなかった。結果的に、私が気づいて、鍵を開けて父を迎え入れた。
夢の続きのような現実
この出来事は、まさに「夢の続き」のようだった。
リードが外れた犬を止めにいった夢の後に、現実でも家族の”つながり”を守るようなことが起きた。
私の中にある「境界線」への意識と、「大切な存在を見過ごさず繋ぎとめたい」という気持ちが、夢でも現実でも同じように動いていた気がする。
人とつながること。自分を守ること。それはきっと”どちらか”ではなく、”どちらも”でいい。
夢も現実も、今の私のコードはそう教えてくれている。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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