
カバラにたどり着いたわけ──カードに導かれていたもの
わたしがこの世界に足を踏み入れたのは、10年以上前。
オラクルカードを引く中で、何度も出ていたのが「錬金術(Alchemy)」という言葉。そのたびに、正直、意味がわからなかった。
「変容?」「変わるってこと?」
その頃は、”蝶々を見たら変容”、”555は変化のサイン”といったメッセージが溢れていた。だから、変わらなきゃいけないんだ、と思っていた。
でもどこかで、ずっとその考えにしっくりこない自分もいた。
スピリチュアルな理解──ラジエルからのメッセージ
そして、何度も出ていたもうひとつのカードがある。それが「Spiritual Understanding(スピリチュアルな理解)」──大天使ラジエルのカードだった。
私、大天使ラジエルは、あなたが霊的な真実を理解できるように、奥儀なる情報とシンボルを持ってきました
このメッセージにも「錬金術」という言葉が含まれていたことを、いま改めて思い出す。
当時は、”すごいことが書いてあるな”くらいの感覚だったけれど、今このタイミングで見直すと、あのカードがまさに「生命の樹」や「カバラ」に導くサインだったと気づかされる。
錬金術から、カバラへ
「錬金術」が何度も出る中で、そのキーワードを辿っていくと、「生命の樹」「セフィロト」という言葉に出会った。
そこから「カバラブルネイ」の講座やネット情報にも触れたけれど、どれも”頭では理解できない”まま、しばらく時間が経っていった。
でも、**「なぜか惹かれる」**その感覚だけは、残っていた。
この頃、マカバ(Merkabah)という言葉にも惹かれていた。六芒星のような立体の幾何学、光の乗り物ともいわれるその形に、どうしようもなく惹かれた。
意味はよくわからなかったけれど、”この形が持つなにか”を伝えたくて、わたしはマカバのアクセサリーを扱うネットショップを開き、マカバ瞑想もしていた。
いま思えばあれは、**”形の中にコードを宿す”**という、今の活動のはじまりだったのかもしれない。
そしてある時、ようやく理解ではなく”体感”として、その世界が自分の内側に広がり始めた。
変容ではなく、統合だった
変わらなきゃいけない──と信じていたころから、今のわたしの気づきは明らかに変わっている。
わたしに必要だったのは、”変わる”ことじゃない。わたしの中にあるものを、”統合する”ことだった。
変容は否定しない。でも、ただ違うものになるのではなく、これまでのすべてをまとめて、今のわたしに還していくこと。
それが本当の錬金術なんだと思うようになった。
カバラとホロスコープがつないでくれた
今回、カバラの「生命の樹」と、わたしの出生ホロスコープを組み合わせたリーディングをやった。
それは、バラバラだったピースが静かにひとつに収まっていくような感覚だった。
学んだ知識や、わかっていたつもりのこと、そして何より、これまで抱えてきた違和感までもが、「それでよかったんだ」と肯定されていくような読み解きだった。
書き記しておきたいこと
このリーディングは、わたしにとってとても大きな体験だった。だから、ここに書き記しておきたい。
カバラとホロスコープを統合したこのリーディングは、わたしにとって、いまの「魂のコード」にぴったりとはまるものでした。
そしてこれは、”あたらしいわたし”じゃなくて、”やっと見えてきた、わたしのほんとうのかたち”だったのです。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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