
この日の朝は、目覚めと同時に胸のあたりがざわざわしていました。
時間は朝5時ごろ。喉のくぼみと胸の真ん中の間あたりに、ふんわりとした揺れのような感覚。なんとなく、体の内側が何かを伝えようとしているような……そんな気配。
夢の記憶が戻ってきた瞬間
その日は一日中眠気が強く、昼間もほとんど横になっていて、夜も早く眠りに落ちました。だからか、目覚めたときには夢の内容をまったく覚えていませんでした。
でも、その「ざわざわ」に集中して、身体にそっと聞いてみたら……
ふいに夢の内容が、すっと戻ってきたのです。
三輪車で向かった、不動産屋との約束
夢のなかで、私は土地か家を探していて、不動産屋に予約を入れていました。
けれど、移動手段はとても小さな三輪車。しかも黒のロングワンピースを着ていて、裾がじゃまでうまく乗れない。
最初は「間に合わない」と思ってメールでキャンセルを送ったものの、裾をなんとかまとめて、結局は自転車で向かい、間に合いました。
間違った店舗での気づき
けれどたどり着いたのは、なんと間違った店舗。
応対も雑で、パソコンを前に話が噛み合わない。やがて「あれ、店が違ったんだ」と気づきます。
本来の店舗へ行くと、清潔感のある空間。ずっとネットでやりとりしていた、本当の担当者に出会えました。
「あ、この人だったんだ」と、安心と喜びを感じる自分がいました。
進みにくい乗り物でも、行きたい場所へは辿り着ける
この夢から感じたのは、「今、私は少し回り道をしているのかもしれない」ということ。
でも、その遠回りにも意味がある。なぜなら、ちゃんと”本来の場所”へ辿り着けたから。
夢のシンボルが表していたこと
三輪車のように進みにくい乗り物、ロングワンピースの裾が邪魔になること、時間の焦り、店の間違い。
どれも、今の現実の中にある「不自由さ」や「すれ違い」、「本心からのズレ」の象徴のように見えました。
けれど同時に、夢の中の私は、ちゃんと進んでいました。
子ども用だと思っていた三輪車が伸びることに気づいて、「へえ、大人でも乗れるんだ」と希望を見出す瞬間があったように。
夢が伝えてくれたメッセージ
今ある手段や状況がたとえ頼りなく見えても、ほんの少し視点を変えることで、可能性は広がっていく。
そして何よりも――
「間違った場所にいても、それに気づけば、正しい場所へと移動できる」
「ずっとやりとりしていた”本当の担当者”は、ちゃんと待っていてくれる」
そんなメッセージを受け取った朝でした。
身体の声に耳を澄ませることで見えてくるもの
朝の”胸のざわめき”は、夢の記憶を呼び起こす鍵となってくれました。
わたしたちは、理由もわからないざわざわやモヤモヤに対して、「なぜ?」と問いたくなるけれど、その問いを外に向けるのではなく、自分の身体の内側にそっと向けると、答えがやってくることもあります。
今日の私は、まさにそのプロセスを体験した気がします。
答えはいつも自分の中にある
答えはいつも、すでに自分の中にある。
ほんとうに向かいたい場所も、会いたい人も、もう知っている。
今日は、その感覚を信じて、静かに過ごしてみようと思います。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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