
夢の内容
建築中のビル。その上から制服姿の女子高生が飛び降りた。
私は地上から見上げていて、落下の瞬間を目撃した。でも、地面に落ちる場面は見たくなくて目をつぶった。
騒然とする人々の中で、さらに別の少女たちも次々と飛び降りる。悲鳴、衝撃、そして静寂。合計で四人が連鎖的に飛び降りた。
私は通報することもなく、ただその光景を見ていた。
場面が変わる。
鉄骨でできた貨物列車。荷台がむき出しで、そこに二歳くらいの娘が乗っている。列車が動き出す。
私は叫ぶ。「子どもが乗ってる!止めて!」
駅員に訴えても列車は止まらない。焦燥と恐怖の中で声だけが響いていた。
さらに場面が変わる。
アジアの留学生の女の子が登場する。狭い部屋に一人で住んでいて、経済的にも苦労しているようだった。
私は「うちの実家で暮らす?」と提案する。
その実家では、母がまだ生きていた。台所のシンクには洗われていない食器が置かれていて、そこには茄子の天ぷらが残されていた。
私は思った――「この子は茄子が苦手なのね」。
私の家では、食べた後は各自が食器を洗うのがルール。だから一緒に暮らすなら、それを教えなきゃと思っていた。
彼女は芸術系の大学に通っていて、緑色のレトロで可愛い車を持っていた。小さな車に乗って出かける姿が印象に残っている。
🕯 夢の象徴解釈(一般的な象徴・心理的意味)
1️⃣ 建設中のビルと少女たちの飛び降り
「建設中のビル」は、まだ完成していない”自己”や”社会的な構造”を象徴します。
そこから少女が飛び降りる夢は、未成熟な理想の崩壊、またはプレッシャーからの解放願望を表すことがあります。
連鎖して複数が飛び降りる描写は、感情や出来事の連鎖反応、あるいは”社会的な不安の投影”。現実ではなく心の中で起きる**「理想の崩壊」と「再構築の予兆」**とも読めます。
2️⃣ 貨物列車と娘
貨物列車は「運命」や「時間の流れ」を表します。むき出しの荷台は、保護のない状態=無防備な感情の象徴。
幼い娘は、内側の”純粋な感情”や”守りたい自分自身”。
列車が止まらない夢は、“変化を止められないことへの恐れ”、**”流れに乗りながらも守りたいものを手放せない気持ち”**を示唆します。
3️⃣ 留学生と実家・茄子の天ぷら
留学生は「未知の価値観」や「新しい自分の一部」を象徴します。異文化との交流は、心の中の”他者性”=自分と違う側面との出会い。
実家は「原点」「無意識の安全地帯」。まだ生きている母は、”内なる保護・安心感”。
洗われていない食器は、「感情の処理の遅れ」や「整理されていない思考」。
茄子(ナス)は夢占いでは”成長・変化・豊かさ・欲望”。しかし嫌いで残す=「受け入れきれていない変化」。
芸術大学と緑の車は、創造性・独立・自己表現への希求を象徴します。
🪶 全体の構造とメッセージ
この夢は三部構成になっています。
- 崩壊(飛び降りる少女)
- 守る(列車の娘)
- 受け入れ(留学生と暮らし)
つまり――
理想が崩れ、守るものを再確認し、新しい価値観を受け入れようとする心のプロセス。
また、「留学生を迎える」=”新しいものを受け入れる”という行為で終わっているため、夢全体は終わりではなく始まりのサイン。
🌗 夢の要約メッセージ(中立的視点で)
崩れ落ちた理想のあとに見えてくるのは、守りたいものと、新しく受け入れるもの。
混乱のあとに残るのは、「生きること」と「他者と共に暮らすこと」の本質かもしれない。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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