
夢の断片を、記録として残しておく。
今朝見た夢は、はっきりした物語というより、いくつかの場面が重なった断片のようなものだった。
全部を思い出そうとすると輪郭が崩れる感じがあって、途中で「無理に思い出さなくていい」という声がした。
だから、覚えている部分だけを書き留めておく。
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まず印象に残っているのは、祖母の写真。
生きている姿ではなく、位牌に使われるような白黒の写真で、着物を着た正式な祖母の姿だった。
その写真は、祖母が生前お世話になっていたという年上の女性が持っていて、渡してくれることになっていた。
その女性は、同時に別の出来事の当事者でもあった。
助けるために小さな男の子を突き飛ばした結果、怪我をさせたとして、訴えられることになったという連絡を、警察か弁護士から受けていた。
私はその場面を目撃していた。
突き飛ばさなければ、もっと大きな事故になっていたかもしれない状況だった。
その場には、もう一人男性もいて、夢の中では夫婦、あるいはパートナーのような関係に見えた。
印象的だったのは、その女性が取り乱していなかったこと。
起こるであろう結果を、どこか予見していたような落ち着きがあった。
そして、訴えられるという連絡を受けた直後にも関わらず、祖母の写真を私に渡すために向かってくれていたこと。
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別の場面では、小さな男の子が出てきた。
最初の夢では、その子は自分の子どもか、預かっている子どものような存在で、大きなベビーカーに乗っていた。
走って見せようとして転び、頭を打った場面があった。
この男の子と、先ほどの場面の男の子が同一かどうかは分からないけれど、断片的に重なっている感覚がある。
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もう一つ、はっきり覚えているのは「家」の夢。
溶岩が冷えて固まったような岩山の頂上。
噴火は終わっていると言われていたけれど、完全に安全だとは言い切れない場所だった。
その頂上に、ガラス張りで景色を一望できる大きな家があった。
下界には、小さな家が規則的に並ぶ村が見えていて、どこか種族が違うような雰囲気。
映画の中の村、ホビット族の集落のような、小さく整った家々。
その場所と家は売ってもらえることになり、引き継ぐことができた。
私は景色を見下ろしながら、「もしまた動き出したら、この家はどうなるんだろう」と思っていた。
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起きてから、断片をつなげようとしたけれど、答えを出す感じではなかった。
祖母の写真が「位牌の写真」として出てきたこと。
母ではなく、祖母だったこと。
生きた姿ではなく、記録としての姿だったこと。
そして岩山の家は、昔から何度も見ているイメージとよく似ている。
高い岩山の頂上で下界を見ている自分。
傍らに誰かがいる感覚はあるけれど、顔は分からない。
現実の場所で近いと感じたのは、以前調べたスペインの岩山にある教会だった。
否定するためでも、意味づけるためでもなく、
「そういう感覚が長く続いている」という事実として、ここに残しておく。
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そして、ここからは現実の続き。
今朝は目が覚めてすぐ、墓参りに行ってきた。
朝七時過ぎ。
雨は降っていたけれど、お墓にいる間は傘がいらなかった。
墓参りを終えて家に帰る途中、家から電話がかかってきた。
私は今日を火曜日だと思っていて、兄は休みだと思い、おにぎりを作っていなかった。
父と大喧嘩して一週間。
もともと会話は多くないけれど、喧嘩してからはなおさら話していなかった。
それが、墓参りの帰り道に父から電話。
「兄のおにぎりは?」
「え?今日、火曜日だよね?」
「いや、水曜日だ」
久しぶりに会話をした。
もう家の近くだったから、そのまま帰っておにぎりを作った。
ちなみに、夢に出てきた祖母は、父の母親。
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意味づけをするつもりはないけれど、
夢、墓参り、電話。
すべてが同じ朝に重なった。
面白い朝だった、という記録として、ここに残しておく。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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