
瞑想についていろんな考え方があって、どれも興味深いなと思います。インドのヨーガ・スートラをベースとした古代の体系に基づく実践も、長い歴史の中で多くの人に愛され続けてきた美しい道のひとつです。
私もそうした伝統的な瞑想から学ぶことがたくさんあります。
でも同時に、こんなことも思うのです。
地球にはたくさんの国と人がいるんだから、ひとつじゃなくていい。
現代に生きる私たちの瞑想
そもそも、昔の瞑想は自然豊かな静かな環境で、余計な音も光もない世界で行われていたもの。今はどうでしょう?AIも、車も、スマホも、デジタルも、ノイズも…すべてが日常にある時代です。
だったら、現代に合った「自分の瞑想」を見つけていいと思うのです。
私が大事にしているのは、「集中できる時間」を瞑想に置き換えるという感覚。掃除をしているとき、洗濯物を丁寧にたたんでいるとき、鳥の声に耳を澄ませているとき。そうした時間の中に、”いまここ”の心の静けさが宿る。
それを、私は瞑想と呼びたいのです。
あなたらしい瞑想の形
もちろん、あぐらをかいて座る瞑想が好きな人もいる。目を閉じて呼吸を整えることに深く入っていける人もいる。だけど、それだけが正解じゃない。
なんなら、今のあなたが、あなたの瞑想を作ればいい。
合わせる必要なんてない。
チベット仏教からの言葉
そして、チベット仏教の教えの中に、こんな言葉があります:
“Meditation is not about disconnecting from the world, but about learning how to live in it better.”
「瞑想とは、世界から切り離されることではなく、この世界の中でよりよく生きる術を学ぶこと。」
──マチュー・リカール『The Art of Meditation』より
そう。
瞑想は、逃げ場ではなく、暮らしの中で静けさを見つけるためのもの。誰かの”型”ではなく、自分の心が「ほっとする」その形が、いちばんの入り口。
自分に戻る時間
心が疲れたとき、落ち着かないとき、自分が”自分”に戻れるような時間。そんな時間を見つけられたなら、それはもう立派な瞑想なのだと思います。
あなたの静けさが、あなたの光になりますように。
✧━━━━━━━━━━━━━✧
自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
✧━━━━━━━━━━━━━✧