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ヴェーダ占星術を知ってカルマの意味が少し変わった話

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✴ ヴェーダ占星術を知って、カルマの意味が少し変わった話

このところ、
「日本の当たり前の視点」って、海外ではどうなんだろう?
──そんなことを調べる機会がふえている。

たとえば「すうひ(数秘術)」がアメリカでもポピュラーだと知ったり、
「六星占術って海外では知られてるの?」と調べていった先に、
インドの「ヴェーダ占星術」にたどりついた。

もともと西洋のホロスコープには流れとしてしっくりくることも多くて、
日常の中にも自然と取り入れてきた。
だから「同じ占星術」であるヴェーダに興味をもったのは自然なことだったけど、
第一印象は、正直少し苦手だった。

「カルマ」「宿命」──
その言葉が強く前面に出てくることが、ちょっと引っかかった。

 

🪷 ヴェーダ占星術ってなに?

ヴェーダ占星術は、インドで何千年も続く叡智から生まれた
とても奥深い占星術。

特徴のひとつは、人生を約120年周期の「惑星ごとの時期」に分けてみるところ。
1つの惑星サイクルは約6〜20年ととても長く、
「今週どうなる?」「今月の運勢は?」といった
短いスパンではなく、もっと長い目線で人生の流れを読む。

だからこそ、
今の状態に一喜一憂してしまうようなときにも、
「ここはまだ道の途中なんだ」と思える安心感がある。

これは、私が50歳を過ぎた今だからこそ
よりリアルに楽しめる占星術だと感じた。
なぜなら、自分の過去を振り返って比べられるから。

 

🌒 私の人生と照らし合わせてみたら…

実際にわたしが歩んできた流れと
ヴェーダ占星術の大きなスパンが驚くほど重なっていて、少し鳥肌が立った。

特に、20代の「ケートゥ期」は
自分の進む道が見えず、精神的にも不安定な時期だった。

そして「金星期(約20年)」は
結婚、出産、母の他界、離婚を経て、
新たな始まりと怒涛の時代だった。

そして、現在わたしは「太陽期」へと入っている。
まさにいま、“自分という存在”を照らすような時期。

そして何より楽しみなのが
68歳からの「木星期」──ここからが「繁栄」のサイクルらしい。

今までの人生が、そこへ向けた準備だったのだとしたら。
50代を迎えた今だからこそ
この先の時間が、さらに面白くなると感じられる。

 

🕊 カルマや宿命って、もっと軽くていい

私はもともと
「カルマ」「宿命」という言葉がちょっと苦手だった。

今うまくいかないことを
「前世のせい」「宿命だから」とされるような、
重くて、抜け出せない感じがしていたから。

でも、ヴェーダ占星術を知ってから──
この“カルマ”や“宿命”というものの見え方が、少し変わった。

日本のスピリチュアルの中では、
「魂の課題」とか「来世に向けた修行」みたいな、
ちょっと深刻でネガティブな印象を持たれがちなこの言葉たちも、
本来はもっと自然で、もっと“日常的なこと”なんじゃないかと思えてきたのだ。

たとえば──

> あなたはちょっとおっちょこちょいな性格ね、
それ、お父さんに似たのかもね〜オホホホ
だから、気をつけていこうね!



みたいな感じで、
「そういう傾向があるなら、流れの中で意識してみるといいよ」
という“お守り”のような存在として
捉え直せる気がした。

それって、
「変えられない運命」じゃなくて
「あなたに元々ある要素だよ」っていう話。

だから、一喜一憂する出来事のなかで
心がざわついたとき、ちょっと振り返って見るための参考として──
カルマや宿命も、もう少し軽やかに使ってもいいのかもしれない。

 

🎎 日本人気質ってこういうとこあるよね

ヴェーダ占星術のようなカルマや宿命という概念と、
天使やホロスコープやエンジェルナンバーのような
“西洋的な感覚”がいっしょくたになってるのって──
まさに日本っぽい。

クリスマスも、ハロウィンも、お正月も、神社のお参りも、
ぜんぶ宗教関係なく「楽しむもの」として受け入れる。
ある意味で宗教観が薄いのではなく、
「楽しむ」ことが得意な人種なんだと思う。

スピリチュアルの世界でも、
自分の中に「西洋」と「東洋」が同居していて、
そのどちらも、自分の“感覚”でつないでいけたらいい。

 

🌿 まとめ:ヴェーダ占星術は“長く生きてきた人”にこそ楽しい

短いスパンの占いで一喜一憂することに
違和感があったり、疲れてしまった人には──

この「長いスパンの流れ」で人生を眺めるヴェーダ占星術は
ちょっとした希望になってくれるかもしれない。

「今は嵐の中だけど、長い旅のひとつの場面」
そう思えるだけで、少し落ち着けることもある。

特に、人生をある程度歩んできた人なら──
きっとその“長い流れ”が、心にストンと響くはず。

だから私は、
ヴェーダ占星術は「50代以降の占星術」かもしれないと思っている。
振り返れる過去があってこそ、
先の未来にワクワクできるものだから。

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