くまこブログ

わたしは脱皮する

わたしは脱皮する

湿疹が現れた。

右足首に、じわじわと、静かに。 そして、ふくらはぎへと広がり始めた。

赤く盛り上がり、かゆみと熱を伴って、 「こんにちは、また来たよ」とでも言うように現れる。

この湿疹、実は20代からの付き合い。

最初はバイト先の制服にダニでもいるのかと思っていた。

皮膚科に行っても「原因不明ですね」で終わっていたけれど、 2〜3年前にようやく「遠心性環状紅斑」という名を授かった。

それは、まるで、 わたしの中の何かが「もう限界」と訴えるサイン。

無理してるよ、 頑張りすぎてるよ、 そこ、もう卒業していいよ――

そんな声を、皮膚が先に発していたのかもしれない。

最も象徴的だったのは、 2025年の春から夏にかけて。

おへその下から広がった湿疹は、 腹部、脇腹、背中へ。

気がつけば、 **「まるで脱皮している」**ような状態に。

赤く腫れ、痒くなり、 やがて茶色く変色し、皮が剥け、 新しい皮膚が再び顔を出す。

それは痛みとともに、 でもどこか”生まれ変わり”を思わせる美しいプロセスだった。

そのタイミングで、 わたしはダンスとストレッチのレッスンを手放した。

心のどこかで「なにか違う」と思っていたけれど、 「ありがたい仕事」という枠の中で過ごしていた。

けれど、湿疹が背中にまで広がる頃には もう、逃げ場はなかった。

それはすべてを解放する合図になった。

レッスンを終えた瞬間、 湿疹が、スッと消えていったのだから――

身体って本当に正直だと思う。

そして今、また現れた。

今度は「右足首」から。

さらに「右の鼠径部」「右肩の痛み」と、 “右側”に集中してサインが出ている。

これはきっと、「行動の方向転換」を告げる印。

病気と診断することもできるけれど わたしにとってこれは、 「古い皮を脱ぎ捨てる」プロセス。

魂が脱皮してるんだと思ってる。

じゃないと20年以上、 湿疹と共に生きてきた意味がない。

そして今、 この幼少期の写真を見て、ちょっと笑った。

檻のような木枠の向こうで、 むっちむちの頬を輝かせて笑っているわたし。

…うん、あのときからずっと、 わたしは、いつも脱皮していたんだ。

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自分にコードをつなげよう

My rhythm, my light

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