くまこブログ

何度も見る「家の夢」──わたしという空間のリノベーション

友達の家に遊びに行く夢

最近、また「家の夢」を見た。 私は一人暮らしをはじめていて、友達も同じように新しい暮らしを始めていた。 その友達の家に遊びに行く夢。

入口は普通のアパートのようで、でも中は思いのほか広い。 アンティーク調の家具に、レトロな照明。 エンジ色のベルベットのソファ、木の床、陶器のコレクション。 古さを生かした空間で、彼女はとても満足そうだった。

でも、私は思った。 素敵だけれど、私はここには住まないな――と。

私が望む空間

アンティークも、レトロな家具も大好き。 でも、私が好きなのは”古い建物”そのものじゃない。 新しい建物に、古い美しさを組み合わせたい。 そのほうが息がしやすい。

古い間取りのように区切られた空間は、もう苦しく感じる。 私はひとつながりの場所で暮らしたい。 仕事も創作も生活も、全部をひとつのリズムで感じられるようなワンルームが好き。 区切らず、分けず、自然に流れていく暮らし。

何度も訪れる夢の中の家

思い返せば、夢の中で私は何度もいろんな「家」に住んできた。 アパート、マンション、一軒家。 広すぎる家もあれば、狭くて暗い部屋もあった。

不思議なのは、どの夢も映像のように鮮明で、 部屋の形や光の色、外の風の音まではっきり覚えていること。 そして、よくあるのが―― 駅や町並みからその家に帰るという流れ。

夢の中で歩いているうちに、ふと気づく。 「あ、この家、前にも住んでた」 「この町、夢で見たことがある」 そうやって、夢の中で夢だと気づくこともある。

家の夢が象徴するもの

家の夢は「自分自身の心の空間」を象徴しているという。 部屋の数は意識の領域、 建物の古さは心の記憶、 そして家に帰る道は、自分の内側へ帰る道。

だから私はきっと、 自分という”家”の内部を、何度も旅しているのだと思う。 そして、その度に新しい間取りを見つけている。

夢の中の古い家は、もう”住む場所”ではなく”思い出す場所”。 友達の家のように、懐かしさを感じながらも、 「今の私の家はここではない」とわかる。

古民家再生のように

古いものを壊したいわけじゃない。 骨組みを残して、 新しい風と光で再構築したい。

まるで古民家再生のように。

区切られた部屋ではなく、 ひとつながりの空間で呼吸したい。 仕事も創作も暮らしも、全部が混ざり合う場所。 新しい建物に、古い家具が似合うような暮らし方。

過去の美しさを受け取りながら、 今の私の空気で満たしていく。

それが、 「家の夢」が何度も私に見せてくれるメッセージなのかもしれない。

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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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