4:28か4:29
一人の女性が庭の手入れをしている。
彼女は亡くなった旦那さんの残した花壇の手入れをしていた。
彼が生きているときには、その花壇の存在すら知らなかった。
亡くなってからはじめて気づいた場所。
「一緒に手入れしたかったな」
そんな想いを抱えながら、彼女は静かに土を整えていく。
花壇には白いカーテンがかけられていた。
それは、もしも彼がこの場所に現れたとき、すぐにわかるように──
カーテンの裾に、彼女はそっと枯れ葉を乗せておいた。
彼が訪れれば、カーテンが揺れて、枯れ葉がふわりと舞う。
それが、彼が来た合図になる。
そんな可愛らしい仕掛けを想像しながら、彼女は黙々と作業を続けていた。
かつて、彼の帰宅が遅い日々を疑ってしまったこと。
実はこの場所で、静かに花を育てていたこと。
すべてが今、静かに解けていく。
—
これは、私の見た夢の話です。
そして夢の中で、私は彼女の手伝いをしていました。
一緒に、花壇の手入れをしていたのです。
そのとき──
右腕にふと感じた、サワサワとした感触。
夢の中での出来事かと思ったその感覚は、
現実の私の腕にも確かに残っていた。
目が覚めると、そこには虫がとまっていた。
まるで夢と現実がつながっていたかのような目覚め。
私はゆっくりと体を起こし、
ベッドの下に目をやった。
そこには、眠る息子の姿があった。
あれ?
今日はまだ帰っていなかったんだ。
そうか、今日は日曜日だった。
毎週、金曜日の夕方に来て、日曜の夜に帰る。
今朝は、まだ一緒に過ごせる日曜日。
そのことに気づいた瞬間、じんわりとした幸せに包まれた。
虫の感触はまだ腕に残っている。
小さなハエだったのか、それとも別の何かか。
昨日は部屋にそんな気配はなかったのに、
今日は不思議と、確かにそこに「いた」。
—
起きて、こうして記録を書いている今、
外ではカラスたちが面白いほどに鳴いている。
まるで朝の井戸端会議のように。
そして今はスズメの声に変わって、静かな朝になった。
さっきまでのカラスの会話が嘘のように、穏やか。
虫もカラスも
今日の夢とこの朝に、何かを伝えている気がしてならない。
—
✴ この夢は、2025年6月29日(日)の朝に見たものです。
✴ この物語は、夢を通して受け取ったイメージの記録です。
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🌱 Sense Code Reading
●テーマ:「夢の中でつながる手」
●チャクラ:第4チャクラ(ハート)
●色のメッセージ:緑(癒し・受容・過去の統合)
●花言葉:白いカーテン(純粋)、枯れ葉(再生)、花壇(愛の記憶)
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🔎 夢の読み解きについて
この夢は、過去に対する後悔や感謝を静かに浮かび上がらせてくれました。
亡き人と通じる場所での手入れ。
自分の中の記憶の手入れ。
その象徴のようにも感じられます。
虫の感触や目覚めの時間も含め、現実と夢のあわいで、
何かが確かに「動いた」朝。
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⭐ SENSE CODE リーディング
占いではなく、自分の感覚と“今ここ”のヒントをつなげる読み取り。
答えは、自分の中にあるという哲学に基づいています。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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Dream Cord
夢と現実の交錯:心の花壇を手入れする女性

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