
瞑想という選択肢のひとつ
身体から始める瞑想──生活の中の”無心”を、意図的に繋げていく方法
私は以前、瞑想のワークショップをしていました。その中で一番最初に伝えていたのは「姿勢」のこと。
パイプを通す身体
瞑想をするとき、よく「まっすぐ座る」と言われるけれど、ただ背筋を伸ばせばいいという話ではありません。
私はダンスやストレッチを教えてきた経験から、**”上から吊られるように立つ”**という感覚をベースに、身体にパイプを通すような整え方を伝えていました。
それはまさに、クラウンチャクラから足元まで光が通るようなイメージ。
派手な運動や筋トレは苦手だけれど、姿勢を保つことで身体は自然に整っていく。ぷよっとした部分があっても、スタイルをキープできているのは、姿勢=エネルギーの通り道を意識してきたからだと思っています。
瞑想は”ゼロ”じゃなくて、”集中”
このワークショップでは、瞑想の考え方も少し柔らかく伝えていました。
多くの人が「瞑想ってなにも考えないことでしょ?」と感じているけれど、”なにも考えない”を目指すと、逆に苦しくなる。
だから私はこう伝えていたのです。
あなたが”集中している時間”を、「瞑想」と呼んでいいんです。
読書しているとき、パソコン作業に没頭しているとき、夢中で野菜を切っているとき、湯船に浸かってぼーっとしているとき。
気づいたら、周りの音が気にならなかった。気づいたら、時計を見ていなかった。
そんな”無意識の集中”の感覚が、すでに瞑想そのもの。そしてその感覚に**「これは瞑想だったんだ」**とラベルをつけるだけで、自然と整っていくのです。
空との会話──クラウドバースティング
今日、ふと入ってきたひとつの言葉。**「クラウドバースティング」**というワーク。
空を見上げて、ひとつの雲を選び、その雲に意識を集中させて、ゆっくりと消えていくように”意図する”。
瞑想が苦手な人には、これすごくいいと思います。なにかを”消そう”とするというより、空に集中することで、自然と”今ここ”に戻る。
雲って形がどんどん変わるから、正解がない。「うまくできた」「失敗した」って判断すらいらない。だから、ジャッジのない瞑想にもなるんです。
さらにこれは”空との対話”。つまり、グラウンディングにもつながる瞑想でもある。
感覚に根差したスピリチュアル
私は「スピリチュアル」という言葉が嫌いなわけじゃないけれど、そこに**”フワフワした言葉”しかない世界**はちょっと苦手。
もっと身体に、日常に、地球に繋がっている”感覚のあるスピリチュアル”を大事にしたい。
クラウドバースティングのようなワークは、まさにその橋渡しになると思っています。
“瞑想できない”と悩まなくていい
あなたが夢中になっていた時間を、「これは瞑想だった」と名付けてあげて。
それだけで、今日の空も、意識も、すっと軽くなるから。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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