
鏡で気づいた変化
最近ふと鏡を見て「顔が変わった」と思うことがある。 写真や動画に映る自分を見ても、今までの私ではない顔。 目に見えて変わってる。
思い返せば、コンテストに出たりレッスンをしたり、人前に立つことが多かった頃の私は、外へ外へとエネルギーを放っていた。 先生としてまとめる、仕切る、引っ張る。 その役割を全うすることで自然に「キラキラした顔」になっていた。 その時はそれが最高で、違和感なんて一つもなかった。
でも今は、人との関わりも減り、自然と向き合う時間が増えた。 外にビシッと張る必要がなくなり、顔つきも柔らかくなった。 だから顔が変わったのは「年齢のせい」だけじゃなく、何かが変わったからだと思う。
脱力感の心地よさと迷い
今は激しく外に向かうエネルギーにとても敏感になった。 派手さや勢いが前に出てくる空気感は、もう私には合わないとわかる。
変われば変わるほど、見えるものも変わる。 反応するものも変わる。 SNSで気になるものも変わったから、フォローフォロワーの系統も変わったし、流れてくるおすすめも変わった。 前は気になって仕方なかったものが、今は目に入らなくなった。 見えなくなるのは、我慢しているからではなく、ただもう自分がそこに反応しないから。
人と会う頻度も減ったけれど、用事があれば普通に連絡するし会って楽しむ。 ただそれだけのこと。 シンプル。
この脱力感がとても心地よい。 比べてない世界みたいな。 ざっくりした感覚で楽。 力抜けてて。 好きな服着て、写真撮って。 私の生活って感じ。
私今が最高。 でもポジティブではない。
揺れ動く気持ち
でも「これでいいのか?」とも思ったり。 「いいんだ」とも思ったり。 「なにかしなきゃなのか」と行ったり来たりしながら過ごしてる。
あの頃のキラキラ期を否定しているわけじゃない。 むしろ、あの時期があったからこそ今の穏やかさを味わえる。
今までの人とは会うときは会うし連絡もする。 ただそれだけ。 それに意味なんていらない。
顔も、見える世界も、年齢のせいで変わるんじゃない。 何かが変わったから、自然に変わっていく。
でも確実に言えるのは、目に見えて顔が変わった。 今までの私ではない顔だから。
その変化が何なのか、まだわからない。 でもその答えが出ない状態も、悪くない。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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