
「趣味は何ですか?」
たまに聞かれると、
毎回ちょっとだけ考えてしまう。
答えなきゃいけないのかな、と思って
音楽鑑賞とか、映画やドラマを見ることとか
無難な言葉を並べてはみるけれど、
正直、それを「趣味です」と言う感覚でもない。
好きだから聴いているし、
観たいから観ている。
それ以上でも、それ以下でもない。
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よく考えると、
私は「趣味」として何かをやっているというより、
ただ日々を過ごしているだけなのかもしれない。
何かを始めるときは、もちろん楽しい。
習い事も、興味を持ったことも、
最初はワクワクする。
でも、だんだん
行くのが面倒になったり、
休む理由を探したり、
連絡するのが億劫になったりする。
それが悪いとも思わないし、
根性がないとも思っていない。
ただ、そういうものなんだと思っている。 ―――――
最近は、
「趣味がなくてもいい」
「好きなことがなくてもいい」
と、素直に思えるようになった。
毎日の中で精一杯なときもある。
何かを生み出さなくてもいいし、
上達しなくてもいい。
何もしていない時間、
ただぼーっとしている時間、
気づいたら一日が終わっている感じ。
それも、ちゃんと大切な時間だと思う。
―――――
趣味を持つことが偉いわけでもなく、
何かに打ち込んでいないと
空っぽになるわけでもない。
余白があるから、
疲れすぎずにいられるし、
無理をしない選択もできる。
今の私は、
何かを増やすより、
削らずに保っている感じに近い。
―――――
「趣味は?」という質問は、
たぶん会話を広げるためのものなんだと思う。
それならそれで、
その場の流れで話せばいいし、
無理に肩書きみたいな答えを
用意しなくてもいい。
好きなことがはっきりしていなくても、
毎日をちゃんと生きているなら、
それで十分なんじゃないかと思っている。 ―――――
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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