
カラスの亡骸を見た日
いつもより気温が高い日だった。夕方5時を過ぎても気温計は30度を越えていて、焼け付くような時間帯のはずなのに、太陽は昼間のように燃えていた。
信号が変わり、右折。夕映えの跨線橋を車で越える。
道路の真ん中に、何かの影。
カラスだ。一瞬、「わたしのメッセンジャーだ」と少し嬉しくなった。
でも、その感情はすぐに、シャッターを下ろすように消えた。
カラスの亡骸
車にぶつかったのかもしれない。そのすぐ横に、もう一羽のカラス。寄り添っているようにも、食べているようにも見える。
車の中からでは、はっきりと確認はできなかった。
けれど、「キャー」とか「可哀想」とか、そういう感情は湧いてこなかった。
ただ、静かにこう思った。**「生きるということだな」**と。
食べていたとしても、それは「生きるため」だから。
気づいてから避けて通りすぎるまで、ほんの数秒。だけど、少し長い物語を見たような感覚だった。
カラスのスピリチュアルメッセージより
カラスは、死と再生・変容の使者とも言われます。破壊や終わりではなく、そこから始まる**「新しい光のサイクル」**を教えてくれる存在。
また、「賢さ・霊的な視点・高次のメッセージ」などを運ぶともされ、メッセンジャーとしての役割も古くから語られてきました。
この日、もし自分のために現れたメッセージだったとするなら──
「古いコードを脱ぎ捨て、新しい生命のリズムに入るタイミング」。
そんなふうにも感じています。
星の流れとコードの一致
この日は、新たな15枚のリーディングをショップに公開した直後だった。
カードを使うことをやめようと思っていたのに、浮かんできたスプレッドで、もう一度やってみようと感じた流れ。
そして、カードたちはこう語っていた:
「覚悟を決めた人に、光が動き出す」「魂の声に従って、動くとき」「すでに受け取っている光に気づくこと」
まさに、死と再生のタイミングに一致する内容。
地に足をつけるということ
空を飛ぶカラスが、地面に落ち、そして別のカラスがそれに寄り添う。
「グラウンディング(地に足をつける)」という言葉が、この日ほどリアルに響いたことはなかった。
空からの視点と、地面からの視点。両方の視点が重なることで、真の「コード」が点灯するのかもしれない。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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