「おばちゃんって言わない方がいい」を見かけて思ったこと
SNSでよく見かけるのが、「自分のことをおばちゃん、おばさんって言わない方がいい」という投稿。言霊だから、そういう言葉は使わない方がいいって。
最初に見たとき、へぇ、そういう考え方もあるんだなと思った。
たぶん、その人にとって「おばちゃん」という言葉は、ただの呼び名じゃないんだと思う。もう若くない、女性として終わっていく、自分を下げてしまう、品がない。人によっていろいろなイメージがあるのかもしれない。だから、「そんな言葉を自分に使わない方がいい」という考えになる。
そういうふうに感じる人もいるんだろうな、と思った。
私の中の「おばちゃん」
でも、私は違った。
普通に「おばちゃんさぁ」って言う。だからといって自分を卑下しているつもりもないし、もう終わりなんて思っているわけでもない。というより、私はそもそも「おばちゃん」という言葉に、そこまで大きな意味を乗せていなかった。
なんでだろうと思って考えてみた。
たぶん、私の中には伯母の記憶があるから。
父の妹である伯母は、私が生まれたときからずっと「おばちゃん」だった。まだ若くても、おばちゃん。「おばちゃんとどこ行く?」「泊まりにおいで」と声をかけてくれる存在だった。
だから私の中では、「おばちゃん=年齢を重ねた女性を卑下する言葉」という感覚が最初からあまりなかったんだよね。
もちろん、一般的にそういうイメージを持つ人がいることも知っている。でも、それだけじゃない。親戚としての伯母を思い浮かべる人もいるし、何気ない日常の言葉として使っている人もいる。そもそも、私みたいにそこまで深く考えていなかった人もいると思う。
つまり、同じ「おばちゃん」という言葉でも、その言葉の後ろにある記憶や経験、イメージは人によって全然違う。
だから、おばちゃんって言わない方がいいと思う人もいれば、え?普通に言うけど?という人もいる。どちらかが間違っているというより、そもそも頭の中で見えている景色が違うんだよね。
言霊って何なんだろう
そこでふと思った。
言霊って何なんだろう。
「おばちゃん」という言葉が言霊だから言わない方がいい。そう言われると、たしかにドキッとする。
でも、それもまた言霊なんじゃないかなと思った。
「その言葉は良くないですよ。」「言わない方がいいですよ。」「そのままだとよくないですよ。」そういう言葉だって、聞いた人の心を動かす力を持っている。
もし、「おばちゃん」という言葉にネガティブなイメージを持っていた人なら、「やっぱりやめた方がいいんだ」と思うかもしれない。でも、私みたいにそこまで深く考えていなかった人は、「え?私、何か良くないことしてた?」と急に不安になるかもしれない。
言霊というものがあるのだとしたら、それは「この言葉は良い」「この言葉は悪い」と単純に決められるものではなくて、その言葉が誰にどう響くのかも含めたものなんじゃないだろうか。
SNSの言葉との付き合い方
SNSを見ていると、こういう発信って結構多い。
「実はそれ、やめた方がいいです。」「知らないと損します。」「そのままだと危険です。」
思わず、「え?そうなの?」と続きを見たくなるような言葉。リールやショート動画って、そういうふうに人の目を止める仕組みでもあるんだと思う。
そして、その先に「だから変わりましょう」「講座で学びましょう」「セッションを受けましょう」という流れがあるなら、少しだけ立ち止まってみてもいいんじゃないかなと思う。
私は本当にそう感じていたんだろうか。それとも、「良くないですよ」と言われたから急に不安になっただけなんだろうか。
お金を払って学ぶこと自体が悪いとは思っていない。実際に視点が広がったり、背中を押されたりすることもあると思う。
でも、不安だから申し込むのか、本当に学びたいから申し込むのか。この二つは、似ているようで結構違う気がしている。
「私はどう感じる?」を大切にする
言葉には力があると言うなら、「おばちゃん」という言葉だけじゃなく、「今のあなたではダメですよ」「変わらなきゃ」という言葉にも、人の気持ちを動かす力があるはずだから。
だからこそ、誰かの言葉を聞いてドキッとしたときほど、「私は本当にそう感じているんだろうか」と、一度自分に聞いてみたい。
誰かの正解をそのまま自分に当てはめるんじゃなくて、私は今、どう感じる?と確かめてみる。
たった一つの「おばちゃん」という言葉から、こんなにも違う景色が見えていることに驚いた。
だから私は、「この言葉は絶対に良い」「この言葉は絶対に悪い」と決めるよりも、私は今、この言葉をどう受け取っているんだろうという感覚を大切にしていたいなと思っています。
追伸
そして、ここまで書いておいてなんだけど、このブログだって言葉なんだよね。
「おばちゃんって言わない方がいい」という言葉も言霊なら、「そんなに気にしなくてもいいんじゃない?」というこの文章もまた言霊。
だから、このブログの内容だって、そのまま鵜呑みにしなくていいと思っている。
「なるほど、そういう考え方もあるのか」と思うかもしれないし、「私は違うな」と思うかもしれない。
結局のところ、大事なのは誰かの言葉を正解として受け取ることじゃなくて、その言葉に触れたときに、自分はどう感じるのかを確かめてみることなのかもしれない。
このブログを読んで、「私はそう思う」と感じてもいいし、「いや、私は違う」と感じてもいい。
たぶん、そのどちらも間違いじゃない。
だからこそ、誰かの言葉に出会ったときも、このブログを読んだときも、「私は今、どう感じる?」という感覚を、私は大切にしていたいなと思っています。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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