くまこブログ

神の使いと2:34の赤とんぼ

2025年10月9日(木)。満月から2日たった午後、風が少し強く、秋らしい光が差していた。

犬を乗せた車の窓を少し開けて走っていたとき、ふと視線を落とすと、ダッシュボードの上に赤とんぼがいた。

最初は動かないから、車庫で入り込んだままの死骸かと思った。でもよく見ると、小さく羽を動かして風に揺られていた。

きっと走っている途中で、風に乗って入ってきたのだろう。

それにしても不思議なほど静かで、まるで旅の”特等席”で空を眺めているみたいだった。目的地に着いて写真を撮っても、微動だにしなかった。

そっと手に包んで、外の風に戻してあげた。


ボロボロの羽で辿り着いた場所

帰宅して動画を見返すと、その羽はボロボロで、ところどころに穴が空いていた。

それでも風に乗ってここまで辿り着いたと思うと、胸の奥がじんとした。ほんの10分ほどの距離だったけれど、あの赤とんぼにとっては、もしかしたら最後の旅だったのかもしれない。

運んであげられてよかった。強い風の日だったから、ひとりでは飛びきれなかったかもしれない。


2:34が教えてくれたこと

Instagramのストーリーに写真を上げようとして、時刻スタンプを押したとき、はじめて気づいた。

写真を撮った時間が「2:34」。

エンジェルナンバー234――「あなたは正しい順序で導かれています」「流れに身を任せ、信頼を忘れないで」。

数字が順に並ぶ”2・3・4″は、自然の流れと調和の象徴。

あの赤とんぼが教えてくれたのは、”風に乗ることを恐れないで”ということだったのかもしれない。


稲と赤とんぼ、動く祈りの場所

ダッシュボードのそばには、神社でいただいた「新米の稲」が飾ってある。神棚ではなく、今年は車に置いた。

神棚は”止まって祈る場所”。
車は”動きながら祈る場所”。

そして、その稲のすぐ隣に、赤とんぼは静かにとまっていた。

神様の使いが、実りと感謝を届けに来たような――そんな午後の出来事だった。


満月の光が和らぎ、風が少し冷たくなりはじめた木曜日。

ひとつの命が風に乗って運ばれ、2:34の数字が”整う流れ”を告げる。

宇宙は静かに囁いていた。

――もう、流れに乗っていいよ。


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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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