
凍った蛇を掴んでいる夢を見た。 冷凍庫からその蛇を取り出して、どうしようかと迷っていた。 家の側溝に逃がそうか、でも誰かが噛まれたら大変だから―― そう思いながらも、蛇は私の手の中でどんどん溶けていく。 うす緑色のその蛇は、目を閉じて眠っているようで、 私は噛まれないように首のあたりをそっと掴んでいた。
目が覚めたのは午前4時10分。 インスタを開くと、投稿がすべて消えていた。 きっと不具合だろうけれど、何かが”リセット”されたような感覚があった。
――この夢とタイミング、偶然とは思えなかった。
蛇は多くの文化で再生や変容の象徴とされている。 脱皮を繰り返すように、古い自分を手放しながら新しい姿に生まれ変わる存在。 しかも”凍っていた蛇”というのがポイント。 長い間、動かず眠っていたエネルギーが、 私の手の温もりで”溶けて”目覚めようとしていたのだと思う。
そしてまさに今、星の流れも「再生の時期」を告げている。
冥王星の再生 ― 長い眠りからの目覚め
2024年11月20日、冥王星が水瓶座に完全移動した。 2023年3月から約1年8ヶ月続いていた「山羊座→水瓶座」の往復が終わり、 ここからはもう後戻りのない”新しい時代の本番”が始まった。
冥王星は破壊と再生の星。 ひとつのサイクルを終わらせ、新しい命を芽吹かせるエネルギーを司る。 だからこそ、この星が動くとき、 私たちの深い部分――無意識の底から、 “もう古くなった生き方”が自然に溶け出していく。
それは劇的な変化ではなく、静かな再構築。 まさに夢の中で凍った蛇がゆっくりと溶けていったように、 長い眠りのあとに、生命エネルギーがもう一度呼吸をはじめるような感覚だ。
私の再生プロセス
思い返せば、2022年11月のミセスコンテスト出場、 2023年のストレッチクラス再開、 そしてバンド活動。 どれも”やり残していたこと”を形にしてきた時間だった。
外へ外へと動き続け、表現し、役割を果たし、 最後にすべてを終えて「まっさら」になった。
その流れは、まさに冥王星の移行期間と重なる。 外の世界での役割を終えて、 内側の声へとチューニングを戻していく流れ。
静かな再生へ
冥王星の再生は”爆発”ではなく”静かな書き換え”だ。 蛇のように、古い皮を脱いでも、その瞬間は気づかない。 けれど、ふと鏡を見たとき―― 「あ、もう前とは違う」と感じるような変化が起きている。
それが今、まさに始まっている流れ。
凍っていた蛇の夢は、 止まっていた何かが再び”動き出す”合図だったのかもしれない。 しかも”自分の手の温もり”で溶けていったことが象徴的だ。 つまり、外ではなく自分自身のエネルギーによって、 再生が始まっているということ。
終わりに
世界が変わるとき、私たちも静かに変わっていく。 それは派手な変化ではなく、日常の中で少しずつ溶けていくような変化。
凍った蛇を掴んでいた夢は、 私の中でまだ眠っていた”再生の力”が、 ようやく目覚め始めたことを教えてくれたのかもしれない。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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