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「見たくないものを消す」より、「見たいものを選ぶ」ほうが、世界は早く変わる

2026 3/30
くまこ第二章 KUMACO BRAND
2026年3月5日2026年3月30日

アルゴリズムは「おすすめ」だけじゃない

Instagramを使っていると、リールタブや発見タブに、たくさんのおすすめ投稿が出てきます。最近は「友達がいいねしたリール」というカテゴリーも表示されるようになり、自分のフォロワーや知り合いが何に反応しているのかを見ることができる仕組みになっています。

つまり私たちは、自分のおすすめを見るだけでなく、友達がどんな投稿にいいねをしているかも見ることができる。同時に、それは自分が何にいいねしているかも、誰かの画面に表示される可能性があるということでもあります。いいねという行動は、ただの個人的なリアクションではなく、「この人はこういうものに興味がある」というサインとして、ネットワークの中で共有されているものでもあるのです。

そしてここで大事なのは、Instagramのおすすめが、自分の行動だけで作られているわけではないという点です。もちろん、いいねや保存、どの投稿を長く見ているかといった行動はアルゴリズムの材料になります。でもそれだけではありません。フォローしている人やフォロワーなどの関係も、アルゴリズムは参考にしています。

Instagramを運営しているMeta社も、公式の説明の中で、投稿のおすすめは複数のシグナル(行動データ)を元に決まると説明しています。例えば、どんな投稿にいいねをしたか、どの投稿を長く見たか、誰をフォローしているか、どのアカウントと交流しているか、といった情報が組み合わされておすすめが作られています。つまりInstagramのフィードやリールは、ランダムに表示されているわけではなく、ユーザーの行動とネットワークの関係を元に構成されている仕組みなのです。

Instagramの仕組みから見ると、「フォローしている人=あなたが興味を持っている人」という判断になります。そうすると、その人たちが興味を持っているものも、あなたが興味を持つ可能性があるものとして、おすすめに出てくるようになります。つまり、自分の行動だけでなく、フォローしている人たちの興味や世界観も、少しずつ自分のおすすめの世界に反映されてくるということです。

だからInstagramのフィードや発見タブというのは、ただ「見せられている世界」ではなく、自分の行動やつながりによって変化していく環境でもあります。つまりアルゴリズムは、世界を一方的に見せているというより、ユーザーの行動データを元に「その人に近い世界」を組み立てていると言えます。


「見たくないものを消す」より「見たいものを選ぶ」

ここでよくある考え方として、「嫌なものを見ないようにする」「合わない人を整理する」という使い方があります。もちろん、どうしても苦しくなるような投稿であれば、ミュートしたりフォローを外したりすることもできます。でも私が伝えたい使い方は、そこが中心ではありません。

大事なのは、「見たくないものを消す」ことよりも、「見たいものを選ぶ」ことです。

面白いと思った投稿にいいねをする。
気になったものを保存する。
興味がある世界を眺める。

そういう行動を続けていると、アルゴリズムは少しずつ「この人はこういうものが好きなんだな」と学習していきます。すると発見タブやリールには、自分がまだ知らないけれど、好きになりそうな世界が出てくるようになります。


発見タブは「未知の好き」を連れてくる

実際に私は今回、発見タブである海外のモデルの写真を見つけました。その人のことはもちろん知りませんし、フォローしているわけでもありません。でもその写真を見たとき、「この髪色いいな」と思ったんです。まさに、今の自分の興味に近いものが発見タブに出てきたということになります。

発見タブというのは、フォローしている人の投稿だけが並ぶ場所ではなく、「あなたが好きそうな未知の投稿」を提示してくる場所です。

Metaの公式説明でも、発見タブ(Explore)は「ユーザーがまだフォローしていないアカウントの中から、興味を持つ可能性が高い投稿を表示する場所」とされています。過去のいいね、保存、閲覧時間、フォロー関係などを分析し、「まだ知らないけれど興味を持つかもしれない投稿」を提示する仕組みになっています。

だからこそ、そこから新しいアイデアやスタイルに出会うこともあります。

Instagramは、嫌なものを避けるためのSNSとして使うこともできます。でも私はむしろ、「自分が興味を持つものが上がってくる場所」として使うほうが、ずっと面白いと思っています。

好きなものに反応して、興味のある世界を選んでいく。そうしていくうちに、フィードの空気も、発見タブに出てくる世界も、少しずつ変わっていきます。


「わたしが楽しいダイアリー」という考え方

私がいま伝えようとしている「わたしが楽しいダイアリー」という考え方は、まさにこの使い方です。Instagramを、人と比べる場所でも、疲れる場所でもなく、自分の興味や発見が積み重なっていく場所にしていく。そうやって、自分が見ていて楽しい世界を、少しずつ育てていく。その過程そのものが、私にとってのデジタル日記なのだと思っています。


この考え方は、ビジネスにもつながっていく

そして、この考え方は、実はビジネスにもつながっていきます。

一般的なSNSの使い方は、フォロワーを増やすことや再生回数を伸ばすことが目的になりがちです。アルゴリズムを攻略する方法や、バズらせるためのテクニックがたくさん語られています。

でも私は、そこをゴールにはしていません。

まずは、自分が見ていて心地いいフィードをつくること。
自分が興味を持つ世界が流れてくる環境を整えること。
そして、その中で自然に生まれてくる発信を大切にすること。

そうして育っていったアカウントには、同じような興味を持つ人たちが少しずつ集まってきます。それは、無理に集めたフォロワーではなく、同じ空気感を共有できる人たちです。

だから私は、フォロワー数を増やすためのSNS運用ではなく、「自分の世界を育てるInstagramの使い方」を伝えようとしています。

自分のフィードを整え、自分の興味を大事にして発信していく。その結果として、人が集まり、仕事につながる。順番は逆ではなく、こちらが先だと思っています。

Instagramは、ただの集客ツールではありません。自分の興味や感覚を可視化していく、ひとつの環境でもあります。

その環境を、自分が楽しいと思える形に育てていくこと。それが、私がこれから伝えていきたい「わたしが楽しいダイアリーレシピ」という考え方です。


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