久しぶりに、はっきりと物語のある夢を見た。とはいっても、覚えているのはところどころ。場面も時間も入り混じっていて、目が覚めてから順番をつなぎ直している。
友達を助けるために
夢の中には何人かの少年たちがいた。私はその中の一人のような視点で、起きていることを見ていた。
少年たちは、ある家に押し入ったことで、そこにいた男たちから脅されていた。捕らえられている友達を助けたければ、その友達の家へ行き、指定された何かを持ってこいと言われた。
私たちは、それを持って戻ったとしても無事では済まないと分かっていた。もしかしたら殺されるかもしれない。それでも友達を助けるために、犯人たちのいる家へ戻ることを決めていた。
自分の家を出るとき、家族には別れの言葉を伝えた。それが最後になるかもしれないとは分からないように、遠回しに。家族は、どうしたんだろう、今日のこの子は、というような顔をしていた。
燃えている家
言われたものを取りに行った友達の家で、私は何かを見つけた。それが何だったのかは覚えていない。ただ、それまで自分たちが思っていたこととは違う何かを示すものだった。
違和感を残したまま、私たちは車で犯人たちの家へ向かった。途中、住宅街にある一軒家の中が燃えているのが見えた。
火事だ、と思った。けれど、少し先の路地にはすでに救急車が来ていた。周りの人たちも避難しているようだった。誰かが通報してくれたんだ。それを確認して、私たちはそのまま先へ進んだ。
「先生、言ってることが違うじゃないか」
犯人たちの家へ向かう途中、突然、ひとつの言葉が頭の中でつながった。
先生、言ってることが違うじゃないか
友達が叫んでいた言葉だった。私は、その言葉を別の誰かに向けて言ったのだと思っていた。
友達が勝手に家へ押し入り、自分から問題を起こしたのだと思っていた。だから、友達にも良くないところがあったのだと思いながら、それでも助けに向かっていた。
けれど、違った。
その叫びは、犯人たちの中にいる一人へ向けられた言葉だった。私たちの知らないところで、友達はその男を信じていた。そして、裏切られていた。
家へ押し入ったのも、ただ悪いことをしようとしたからではなかった。あのとき叫んでいた言葉の意味が分かった瞬間、それまで見ていた出来事の意味が全部変わった。
彼が悪かったのではない。悪いのは、彼を裏切り、脅している人たちだった。だったら、彼を助けなければいけない。
過去の意味が変わる瞬間
そう気づき、犯人たちのいる家へ向かっている途中で目が覚めた。友達を助けられたのか。私たちは無事だったのか。夢は、その先を見せてくれなかった。
ただ、目が覚めてからも残っていたのは、あの叫び声だった。
言葉は最初から同じだった。起きていた出来事も変わっていない。変わったのは、その言葉が誰に向けられていたのかを知ったこと。
それだけで、悪いと思っていた人が、助けなければならない人へ変わった。新しい出来事が加わったのではなく、すでに見ていたものの意味がつながった。
過去は変えられない。けれど、知らなかったことに気づいたとき、過去の見え方は一瞬で変わることがある。
そんな場面を見せられたような夢だった。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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