数字を辿っていたら「当たり前」が気になり始めた
9 SENSE CORDを作りながら、ここ最近ずっと数字を見ています。生年月日。西暦。太陽や月の位置。1から9までのCODE。
もともとは、数字を入口にして自分の感覚を読む仕組みを作っていただけなのですが、数字をひとつずつ辿っていくうちに、別のことが気になり始めました。
「そもそも、この数字って誰が決めたんだろう?」
少し前にも、西暦について同じことを考えました。私たちは普通に「2026年8月29日」と書きます。今では世界中で広く使われている共通の時間軸だけれど、その始まりを辿れば、人間が作った年代の数え方です。
自然界に最初から「2026」という数字が存在していたわけではない。そう考えたところから、私の中で今まで当たり前に見ていたものが、少し違って見え始めました。
周波数を作ろうとして また同じことが起きた
9 SENSE CORDでは、音もひとつの入口にできないかと考えています。そこで以前から知っていた、いわゆるソルフェジオ周波数を使おうと思いました。
396Hz、417Hz、528Hz、639Hz、741Hz、852Hz……。
私も以前は、528Hzなら「修復」や「変容」というように、それぞれの数字に何か特別な意味があるものとして受け取っていました。寝るときに聴いたこともあります。
ところが今回、自分で音を作ろうとしてTone Generatorを触ってみたら、1Hz、2Hz、3Hz、4Hz……。当然だけど、数字が全部ある。
そのとき初めて、「え? じゃあ528Hzって、この中のひとつなんだ」と思いました。
私はなぜか、396や528や963という特別な数字が、ポン、ポン、ポンと存在しているような感覚で見ていたんです。そこで、「じゃあ、誰が528Hzを“修復”って決めたんだろう?」という疑問が出てきました。
調べてみたら また聖書が出てきた
現代によく知られているソルフェジオ周波数の数値を辿ってみると、聖書の数字を数秘的に読み解いて導いたとされる背景がありました。
そこで私は、「え、これも聖書なの?」と思いました。
西暦を辿ってもキリスト教文化。そしてソルフェジオ周波数の現代的な数値を辿っていったら、その背景にも聖書が出てきた。
宗教が良いとか悪いとか、そういう話ではありません。私が驚いたのは、人間が作った考え方や意味が、長い時間をかけて広がり、いつの間にか私にとっても「そういうもの」になっていたということでした。
528Hzを聴きながら、「これは修復の周波数」と思っていた私自身も含めて。
私も「そういうもの」だと思っていた
考えてみたら、これは周波数だけではありません。私も以前は、新月には願い事を書く。満月には浄化する。満月の光にパワーストーンやオラクルカードを当てる。そんなことを普通にやっていました。
パワーストーンにも、これは金運。これは浄化。これは恋愛。というように、いろいろな意味があります。
その頃の私は、「それって誰が決めたんだろう?」とは、ほとんど考えていなかった。そういうものとして知って、そういうものとして受け取っていました。
でも今になって、「これ、どこから来たんだろう?」と思うようになりました。
自然には周期がある 人間にも周期がある
だからといって、昔やっていたことを全部「意味がなかった」とも思いません。むしろ今は、その意味がどうやって生まれたのかの方が気になります。
月は満ちて、欠けて、また満ちていく。人間の身体にも周期があります。髪は生えて、抜ける。肌もずっと同じものではなく、入れ替わっていく。女性には月経周期もある。
私たちは、いろいろな「巡り」の中で生きています。
だから昔の人たちが自然を見ながら、満ちる。欠ける。手放す。また始まる。そんな意味をそこに見つけていったとしても、不思議ではない気がします。
つまり私が知りたいのは、「そんなものは全部嘘だった」ということではなく、人間は何を見て、そこにその意味を作ったんだろう?ということなんです。
新月に願い事を書くと どうして叶うんだろう
例えば、「新月に願い事を書きましょう」というもの。実際にそれを続けて、「願いが叶った」という人もいると思います。
じゃあ、本当に新月が願いを叶えたのか。それとも、別のことが起きているのか。
これは私のひとつの推論ですが、新月の日に願いを書く。そのために、自分が何を望んでいるのか考える。言葉にする。書いたものを見る。意識する。そして日常の中で、その方向へ選択したり、行動したりする。
その積み重ねによって、願った場所へ自分自身が近づいていくこともあるんじゃないか。
新月がきっかけだったとしても、考えたのは自分。書いたのも自分。決めたのも自分。そして実際に動いたのも自分です。
自分の力を 外側だけの力にしない
ここで私は、「自分を信じる」ということについても考えました。
願いが叶ったとき、「新月のおかげ」「神様が叶えてくれた」「この石のおかげ」。そう思うことが、その人に希望を与えたり、生きる力になったりすることもあると思います。
神様にお願いしたから頑張れた。月に願ったから、もう一度やってみようと思えた。それも、人間が生きていくためのひとつの力なのかもしれません。
だから、それを否定したいわけではありません。
ただ、そのときにもうひとつ、そこまで動いてきた自分の力も、自分に返していいんじゃないか。と思うんです。
願った自分。考えた自分。決断した自分。選んだ自分。動いた自分。そして、そこまで辿り着いた自分。
見えない何かの力だけではなく、その自分自身の力もちゃんと見る。私にとって「自分を信じる」というのは、もしかしたらそこなのかもしれません。
人の言葉を 自分の答えにして終わらない
そしてこれは、最近9 SENSE CORDで考えている、READINGからLEADINGへということにもつながりました。
私はこれまで、オラクルカードを「READING」してきました。でも今作っている9 SENSE CORDでは、読むだけで終わりたくない。
誰かが言った素晴らしい言葉。誰かが作った理論。占いで言われたこと。スピリチュアルで伝えられてきた意味。それらが自分に何かを与えてくれることはあります。
でも、その言葉が生まれるまでには、その人自身が生きてきた時間や経験があります。その最後に出てきた言葉だけを受け取っても、それはまだ「その人の言葉」です。
だから、そこからもう一歩。
私はどう感じた?
私はどう思う?
私は何を選ぶ?
私はどう動く?
そこまで自分に戻して初めて、READINGからLEADINGへ進めるのではないかと思っています。
528Hzから始まって 自分に戻ってきた
9 SENSE CORDの音を作ろうと思っただけだったのに、「528Hzって何?」から始まって、西暦って何? 新月の願い事って何? 満月の浄化って何? パワーストーンの意味って誰が決めた? と、どんどん当たり前だと思っていたものがほどけていきました。
そして最後に残ったのは、「じゃあ私は、どう感じる?」という問いでした。
誰かが決めた意味を全部捨てる必要はない。信じたいものがあれば信じてもいい。でも、それを「みんながそう言っているから」で終わらせず、一度、自分のSENSEを通してみる。
人から渡された答えではなく、自分の目で見て、自分で感じて、自分で選ぶ。そして、自分で自分を導いていく。
9 SENSE CORDを作るために数字を辿っていたら、結局また、自分自身へ戻ってきました。
それもまた、今の私が9 SENSE CORDを作りながら見つけた、ひとつのSENSEです。
✧━━━━━━━━━━━━━✧
自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
✧━━━━━━━━━━━━━✧

