見えないところにある、私の世界観
ふと思い出した。
オラクルカードリーディングをやっていた頃、カナダの大手YouTube事務所BBTVから英語のスカウトメールが来て、所属していたことがあった。
最初は「これ、詐欺じゃない?」と思った。だから弁護士に契約書を確認してもらって、安全だとわかってから決めた。
なぜ海外の事務所を選んだかというと、YouTube自体がアメリカのサービスだから。
何かトラブルが起きたときの法的な基準も、著作権の考え方も、海外スタンダードで動いている。だから、海外の事務所に身を置くほうが安心だと思っていた。
でも、今思えば、決め手はそれだけじゃなかった。
「スピリチュアルらしさ」より、「私が好き」を選びたかった
当時の私は、オラクルカードリーディングの動画を投稿していた。
スピリチュアル系の動画というと、ヒーリング音楽や神秘的なBGMを使っている人が多かったと思う。
でも、私は違った。
私はR&Bを流したかった。
ちょっとかっこよくて、ノリがよくて、「これ好きだな」と思える音楽を使いたかった。
「スピリチュアルなんだからこうあるべき」よりも、「私はこっちのほうが好き」を選びたかったんだと思う。
BBTVには膨大なミュージックライブラリーがあって、著作権を気にすることなく、最先端のかっこいい音楽を使うことができた。
よくあるフリー素材っぽい音楽じゃなくて、「こんな曲まで使っていいの?」と思うようなものもたくさんあった。
だから私にとってBBTVは、ただ守ってもらう場所ではなくて、自分の好きな世界観を安心して表現できる場所でもあった。
確認することも、作品づくりのひとつ
20代の頃に芸能の世界にいたこともあって、「何かあったときに対処してくれる人がいる」という感覚も知っていた。
でも今は違う。
SNSは、みんな個人で発信している。
だから私は、自分なりに確認するようになった。
動画を撮るときは、人が映り込まないように気をつける。映ってしまった場合はぼかしを入れるし、事前に確認することもある。
この前、浴衣の着付けイベントに参加したときも、「皆さんが映らないように撮りますね。もし映っても大丈夫なら撮りますよ」と声をかけた。
すると、「全然大丈夫ですよ」「むしろ入ってもいいですよ」と言ってくれる人もいて、それがちょっと面白かった。
自分では「迷惑かもしれない」と思っていたことが、相手にとってはそうでもないこともある。
でもだからといって、「じゃあ聞かなくていいか」とはならない。
相手に選んでもらう。
それが私なりのやり方なんだと思う。
今だから思うこと
子どものこともそう。
今は19歳と高校生だから、写真や動画を載せるときは本人に確認する。息子はだいたい後ろ姿で、本人が気にしない範囲で投稿している。
もし今、子どもたちが保育園や小学校くらいだったら、きっと顔や動画はあまり載せなかったと思う。
ポートレートを撮るときも、花を触らない。
写真のために花の向きを変えたり、枝を引っ張ったりもしない。
その方が写真映えするのかもしれない。
でも私は、そこにあるものをそのまま撮りたい。
自然のものを少しお借りするような感覚でいる。
花も景色も、自分の作品のために用意されたものではないからだ。
最近は、その延長でオリジナルソングも作っている。
もちろんAIの力も借りているけれど、作詞は自分で行い、自分の表現として形にしている。
理由のひとつは、著作権のことを気にせず、自分のYouTubeや作品の中で自由に使いたいから。
使っていいのかな、と悩むのではなく、自分で生み出したものを安心して使える。
考えてみれば、それも私らしい選択なのかもしれない。
こうして並べてみると、私のこだわりって、映像の色味や音楽だけじゃなかったんだなと思う。
契約書を確認すること。著作権を大切にすること。誰かに「載せても大丈夫?」と聞くこと。自然に敬意を払うこと。
見えないところにある、こういう小さな配慮も全部含めて、私なりの作品づくりだった。
もしかしたら、それも私の世界観
たぶん私は昔から、「そのジャンルらしさ」よりも、「私はこれが好き」を大切にしてきた。
そして、その好きなものを気持ちよく、安心して、長く続けるために、少し手間をかけてきた。
表に見えるのは、動画の雰囲気や写真の色味、選んだ音楽かもしれない。
でも、その裏側にある確認や配慮や準備も、私にとっては同じくらい大切なものだったんだと思う。
契約書を確認すること。著作権を大切にすること。誰かに「載せても大丈夫?」と聞くこと。自然に敬意を払うこと。
そうしたことは作品そのものとして見える部分ではない。
でも私は、そういうプロセスも含めて表現だと思っている。
もしかしたら、写真や動画の雰囲気だけではなく、その作品が生まれるまでの考え方や選択も含めて、私の世界観なのかもしれない。
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自分にコードをつなげよう
My rhythm, my light
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